塾の話

個別指導を生業にしてもう10年になる。

なんとなくノウハウも身についてきたのだが、新型コロナウイルスの影響により対面授業がほとんど不可能になってしまった。

 

幸い以前からオンライン個別指導にも軸足を移してきつつあったのだけど、それだけでは足りないので最近は駅前の個別指導塾にも講師として入っている。

 

そこの塾も緊急事態宣言中は休業状態だったのだが、6月に入ってから営業を再開した。ただし、教師生徒ともにマスク必須、そして教師と生徒の間にはビニールシートが垂らされている。

 

このビニールシートが曲者で、なんというか、テーブルクロスに醤油のシミがつかないように大衆食堂の机に敷いてあるふにゃふにゃの透明シート、といえばいいのだろうか。それを透かしてみる文字はゆがみまくって見えない(ハ〇キルーペのCM風に)!

 

1時間終えたころには横スクロール眩暈みたいな船酔いみたいな状態になってしまう。あれはなんとかならないんだろうか。そもそもマスクしてるなら飛沫飛散しなくない?

大雨

豪雨の影響がいろいろと出ている。
川の増水は氾濫危険水位をちょっと超えたくらいでぎりぎり持ちこたえた。
用水路の水が増えて田んぼの堰を超えて勝手に入ってくるので元を調整したり、排水をよくして対応した。

 f:id:sibox:20200707222011j:plain

f:id:sibox:20200707222052j:plainf:id:sibox:20200707222122j:plain

倉庫の裏がすぐ山で、山からあふれた雨水がどこからともなく倉庫に入り込んでいる。これは大雨が降ると毎度のことなのだが、2年に一度くらいなので対策を忘れていつも浸水してから気づく。

 

倉庫の床はコンクリート打ちっぱなしで、しかも周囲の土地より数センチ低いので全く排水がうまくいかない。コンクリートをはつって排水口を作ればいいんだろうけど…大層手間がかかりそうだ。

 

今晩の雨が山になりそうなので、ヘッドライトとヘルメットと安全靴を用意して寝る。

梅酒がうまいという話

梅酒がうまい。

実家では毎年大量の梅が取れる。どれくらい取れるかというと農業用のコンテナ3杯くらい取れる。洗面器30杯くらいか。

そんなに取れても困るので梅干しにしたり、梅酒にしたり、梅シロップにしたりするのだが、今回は梅酒がうまいという話。

梅酒は梅と砂糖とアルコール度数の高い酒を一緒に容器に入れて一年程度放置するとできるのだが、一年目ではなくて数年放置するとうまい。原理的には10年とか放置も可能だが、そうなるとどうもアルコール分が蒸発してしまうのか、飲んでもさほど酔わない液体が誕生する。

だいたい3年目ー5年目くらいが一番うまい。今はその5年目くらいの梅酒をもらってきて隔日くらいでちびちび飲んでいる。ストレートでは濃すぎるのでロックか水割りか炭酸水割で飲んでいる。

おすすめは、ロックグラスに氷を5個入れて炭酸水と梅酒を1:1で割ったものだ。氷が溶けるとだんだん薄くなるのでそこに梅酒を追加しながらちびちび飲むと大変うまい。実際にはちびちびではなくごくごくと飲んでいるのだが。梅の香りとはちみつのような甘み、クエン酸の酸味がおだやかになった感じが広がって夏の夜に大変あう。

しかし糖分が多いので腹が出るのが心配である。というわけで梅酒以外に飲むビールは糖質ゼロのやつにしました(本末転倒)。

ブログの執筆方法

このブログを閲覧してくれた諸兄から感想を頂いた。ありがたい限りである。そのなかで改行に関するアドバイスを頂いた。ありがたい限りである。「文章が面白いなあ」という感想も頂いた。ありがたい限りである。あと、「図があったほうがわかりやすい」という意見もあったが、なぜ図もなく、行間もなくフォントいじりもなく延々と文字だけが連ねてあるかについては事情がある。

現在、このブログの執筆にはSONYのVAIOtypePを使っている。デニムパンツの尻ポケットに入るという触れ込みででたあのウルトラモバイルPCだ。数年前にちずな氏からもらった/

5000円で買った/米代金を5000円引きにすることで相殺した/名機である。さすがに今ではraspberry piよりも非力になってしまったので、普通の利用は見込むべくもないが、テキスト入力としては大変優秀である。感覚としては往年のポメラに近い。というわけでこのtypePにraspberry Desktopをインストールしてポメラ的に使っていく。まずブログの文章をデフォルトのMousepadというテキストエディタでガーッと入力していく。推敲なし!構成なし!一発勝負!である。ざっとみて誤字脱字を修正したら、Claws Mailではてなブログ宛にメール送信で投稿する。なぜこういう形式にしたかというと、最近キーボードで文字入力する機会がぐっと減ってしまい、なんとはなしにフラストレーションが溜まっているからだ。やはり脳内の思考パターンをそのまま指からキーボードで垂れ流すというのは自分の精神安定のために重要な位置を占めているらしい。あとから見直して校正したり、図や写真を追加したり、追記したりするのは他のモバイル端末やノートPCからじっくりするのもいいと思う。それと、単純にいろんなことができるPCだと書きながら「あれどうだっけ?」と調べ物に入って手が止まってしまうことが多いんですよね…。集中してものを書くリハビリといえばいいのだろうか。

というわけでしばらくこの形式にお付き合いくだされば幸いです。

除草剤四方山話

今日は田んぼの除草剤を撒いた。バサグラン液剤を100倍に希釈して雑草に直接散布。

バサグランは中後期除草剤である。つまり、田植え後20日以降使用するもので、6−7月に使用すると思えば良い。

初期除草剤は田植え直前から5日後くらいまでに使用するものをいう。田植えの前にトラクターで代掻きをしてそれまでに生えていた植物を完全に土中に巻き込んでしまう。それらはもう基本生えてくることはないので田んぼの状態はリセットされるといっていい。つまり、代掻きをしたあと生えてくるのは土中の種が発芽するのであって、これを抑えてしまえば今後雑草に悩まされることはない。これを狙って撒くのが一発処理剤である。

うちでは毎年デルカットを一発処理剤として用いている。これは、トラクターで代掻きをした直後に散布すると、土中の種子に作用して発芽を抑制するもので、基本はこれだけ撒いておけば(そして成功すれば)その後に草が生えてくることはない。理論上は。

しかし、デルカットの作用機序はけっこうめんどくさいのである。ここで田植え直前の田んぼの断面を想像してもらいたい。上から空気、水、田んぼの土である。デルカットはこの水と土の境界に膜を貼るようにして広がり、そこにある種を殺す。もしくは土中から出てきた芽に浸透してそいつを殺す。実際には細胞分裂を停止させるとかそういうことらしい。この機序は一瞬ではなく、実際には1週間かけて行われる。

つまり、デルカットが効果を発揮するには田んぼのすべてが万遍なく水で覆われている必要があるのだ。そして、田んぼのすべてを水で覆うというのは意外と難しいのである。長年耕作しているとどんどん土に高低差が発生する。その差実に20センチ近く。つまり水を入れても水が当たらない場所が発生する。もちろんすべての土が水で覆われるまで水を入れて入れて入れまくってもいいのだが、そうすると最深部は30センチ程度になる。そこに15センチ程度の稲の苗を植えるとどうなるか。水没して光合成(に必要な空気の出し入れ)ができずに枯死する。まあそもそも田植え機の爪が届かないので水にプカプカ浮かんだ苗が発生するだけなんですけどね。

というわけで妥協してそこそこの水深にすると、必ず水で覆われていないところが出現し、そこにはデルカットが機能しないのでそこはコナギの群生地♪コナギの群生地♪(エロイムエッサイムの節で)バランガバランガ雑草が生えまくり状態になるのである。

じゃあ田んぼの高低差をなくせばいいのではという話になるがそれはまた後日。

再放送三昧

逃げるは恥だが役に立つ、再放送7話を見終わったらいきなり「今週で放送終わり、次週から新番組が始まります」とのテロップが。最後まで放送せんのかい!

 

…と思っていたら残りはネット配信をするそうな。ネット配信が見られない勢はどうするんだと思ってたら8,9話、10,11話とまとめて深夜に地上波でも放送するらしい。やれやれ。

 

GYAOとかPARAVIとかのネット配信、最初からタブレットで見てたら違和感ないんだけど、最初の放送を地上波で見た番組を、あとからタブレットやPCで見るとなにか物足りない気がする。テレビの画面とタブレットの画面のサイズ差のせいだろうか。

 

やたらとテレビの話題ばっかりなのだが、それもそのはず外出自粛が続いたのでついにテレビを買い替えたのだった。それまでは録画もできない、外部接続もできない純粋にリアルタイムで地上波を視聴するマシンと化したでかい古いテレビを使っていたのだが、これで軽く薄く!HDMIPS3も繋げられるマン!一応HDD録画とBDも再生できるマン!となったのである。少し前の製品だがそのためアナログ入力も光デジタル音声出力もあるし、必要十分ではないだろうか。

 

逃げ恥の原作漫画も読み返したくなってKindleを開いたら「11作品中9作品を所有しています」の文字が。はて、逃げ恥漫画は9巻で完結したはずだが、と調べたらなんとその後2冊も後日談が刊行されているのだった。しかも番外編ではなく正当なナンバリング!!なんてこった。即読了。1巻から読み直すとずいぶん絵柄が柔らかくなったなー、しかし話の内容(というか背景とか環境)はどんどんシビアになっているように感じるのだった。ホモソーシャルとか非モテとか普通に出てくるし。

逃げるは恥だが役に立つ

コロナウイルスの影響により、ドラマの撮影が滞っているせいで再放送の連発である。

こないだまでは「野ブタをプロデュース。」を見ていた。

逃げるは恥だが役に立つ、結婚したばかりの頃に見ていて妻の人と盛り上がったけれど、4年経って再放送をみるとまた新しい発見があるというか視点が変わるというか、面白いものだなあ。エンディングのリモートの恋ダンスも新録で毎週楽しみにしている。