稲の話

出穂が大体予想通りの日にちにでた。誤差は±2日くらいと思っていたが+1日くらい。

もち米を植えた田も穂が出たのだが、明らかに外周とその内側で様子が違う。

外周は背が高く、穂がまだ垂れていない。内周は背が低く、穂がかなり垂れている。

 

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奥と手前で穂の様子が違う。

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こちらの方がわかりやすいかもしれない。横と縦の列で穂の実り具合が違う


外周というが外8列だ。田植えをするときには4列ずつ植えるので、2周分の異変である。

 

これは、田植えをする前準備として田植え機で外縁2周分を植え付けをせずに回ってマーカーの跡をつけるのだがその時に田植え機に付属した肥料が撒かれていた可能性が高い。田植えマシンのスイッチは切っていたのだが、施肥器のスイッチを切るのを忘れていたものと思われる。そのあと通常の田植えのときにももちろん施肥器で肥料は散布されるので、二重に肥料が撒かれてそこだけ稲の生育が良くなってしまったのだろう。

 

稲の生育が良くなると、穂ではなく茎や葉の成長に養分が回されるので穂が実るのが少し後にずれる。田植え時に散布する肥料はかなりぎりぎりを狙った配分なので多すぎても少なすぎても影響がある。今回は多すぎたので穂の出に影響があるのかもしれない。

 

まあ、少なすぎるよりは遥かにましなのでよかった。多すぎると穂が重くなったり背が伸びすぎたりして、倒伏の危険性が倍増するのだがそれはコシヒカリの話。もち米(今回はココノエモチ)はもともと背が低くて茎が太く、倒伏耐性が非常に強いのでまあ大丈夫だろう。